「脳の外で考える最新科学でわかった思考力を研ぎ澄ます技法(アニー・マーフィー・ポール)」

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2022年9月発売

現在「頭を使え」と脳に過剰な期待をしているという

ただ最近の研究では使い過ぎてしまい、理性的に考える力を損ねていると言います

そこで重要なのは「脳の外」で考える事

つまり、頭の外にあるものをうまく使うという事

本書では

体を動かす事

ジェスチャー

自然

建物の空間(学校や職場の環境)

クラスメイトや同僚の仲間たち

などを利用する事が重要と書かれている

今回はその中の

体を動かす事

を紹介しようと思います

その前に頭の外の事を話す前に、内受容感覚が重要と書いてある

正しい判断をするためには、体からのフィードバックに注意深く耳を傾ける能力が必要である

と言っている

視覚や嗅覚などの五感といわれる外の世界からのセンサーが人間には備わっているが、体内(内臓・筋肉・骨 等)にもセンサーがありその情報を脳に送っている

このようなセンサーからの情報をまとめて、今この瞬間の行動を劣るようにしている

この体内のセンサーを内受容感覚といい、それを最大限高める事が多くの情報があふれているこの世の中では重要という

内なるシグナル 内受容感覚は「生きている感覚」に他ならない

頭で考えるのではなく、内受容感覚をもとに、「脳の外」で考える事をしていこうというのが本書の訴えたい内容と解釈している

医療従事者として、今回は体を動かす事を選択した

まず、人類は体を動かす事で進化してきている

動くことで集中力を高め、自信を持ち、生産的になると言います

中強度の運動を中程度の時間行うと、運動中および運動直後の考える能力が向上する事が、研究により判明しているそうです。

さらに、運動後2時間は継続するとのこと

子供で言えば、校庭で邸で動いて戻ってきた子供は、より集中でき、実行機能をうまく使える事が示されたという

村上春樹さんはかなり激しい運動を比較的長い時間行う事でクリエイティブな思考を誘発しているという

これは、「空白」を作っているという

科学者の中ではこれを「一過性前頭葉機能低下」と呼んでいる

激しい運動をする上で、脳に利用しているリソースを身体の方に利用しなくては維持できないため、一時的に脳の活動を抑えているという事

激しい運動をした後に心と体が溶け合う感覚が味わえると書いている

身体的な活動をすることで、知的な機能を意図的に強化できることが読み取れました

運動はいわゆるトレーニングのようなものだけではなく、動きと思考を一致させることで思考力を高めることも可能であると言います

理解や記憶のプロセスに体の要素を取り入れる事で、まだ確立していない芽生えたばかりの知識を効果的に強化することが可能だという

子供に算数の問題を文章と一致した動きをさせる実験では、動きを一致させた方が正確に計算が出来たという

このように子供、大人関係なく、人類は体を動かす事で、頭の活動を高めていることが多く理解できました。

他にも様々な「頭の外」で考える事の重要性が書いてあります

考えすぎてしまう人なんかは特に読んで欲しい書籍となっていました。

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